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外壁塗装を考えている場合、事前に工程を知っておくと作業進捗を把握しやすくなります。また、塗装工法にはいくつか種類があります。それぞれを上手に組み合わせることできれいな仕上がりになるでしょう。こちらでは、外壁塗装の工程と塗装工法についてご紹介します。

外壁塗装を行う場合、どのような工程があるのか把握しておくと作業の進捗具合がわかりやすくなります。

1．挨拶

トラブルを回避するうえでも近隣への挨拶は必要といえます。外壁塗装では足場の組み立てや洗浄時の騒音、塗装時のニオイなどが近所に影響を与えることもあります。そのため、作業前の挨拶は欠かすことのできない重要な工程です。

2．足場作り

高い場所でも作業ができるように足場を作ります。足場ができたら周囲に塗料などが飛び散らないようシートを取りつけます。

3．高圧洗浄機による洗浄

高圧洗浄機を使って外壁を洗います。事前に取りつけたシートで水が飛び散るのを防ぎます。場合によっては水が飛んでしまうこともあるため、ご近所への配慮が必要です。

4．補修と養生

外壁に目立つ傷などがある場合は補修します。また、塗料が付着してはいけない場所はテープで養生を行い、カバーするのが基本です。養生には塗装した場所と塗装していない場所の境目をきれいに仕上げるという目的もあるため、大切な作業になります。

5．下塗り・中塗り・上塗り

後から塗る塗料の密着度を高めるため下塗りをします。次にあらかじめ指定した色の塗料で中塗り、最後に上塗りをして完了です。中塗りと上塗りを2回に分けて塗るのは色ムラをなくして耐久性を上げるためです。

6．部分塗装

雨どいをはじめとした部分的な塗装も行います。塗装で見栄えが良くなるだけでなく、耐久性もアップします。

7．点検・足場の撤去

作業に漏れがないかをきちんと確認した後、足場を撤去します。これで外壁塗装の工程はすべて完了です。

上記は一般的な工程であり、職人さんによって異なるケースも少なくありません。どのような工程で進めていくのか、事前に確認しておくこともポイントです。

外壁塗装の工法にはいくつか種類があります。こちらでは、外壁塗装の際に知っておきたい工法についてご紹介します。

ハケを使う方法

細かな部分を塗ったり、仕上げたりするときに取り入れる方法です。ハケを使うので塗りにくい場所もきちんと塗ることができます。ただし、広い範囲を塗ることは難しいため、全体的な塗装には向いていません。他の方法で広範囲を塗ってから、ハケで丁寧に調整することできれいな塗装に仕上がります。

ローラーを使う方法

ローラーで塗料を塗る方法です。ローラーを回すことで広い範囲を塗ることができるため、全体を一気に塗るのに役立ちます。職人さんが外壁を塗る場合はこの方法を取り入れることがほとんどです。広い範囲を塗ることができる一方で、細かな部分の作業にはあまり向いていません。ローラーとハケを上手に使い分けることで理想の仕上がりになります。

塗料を吹きつける方法

特殊なスプレーを使って塗料を吹きつける方法です。リーズナブルな価格で塗装を行えます。ただし、塗料が飛び散りやすいため、住宅が密集した場所には不向きです。仕上げ方法は以下のように分けることができます。

・スタッコ

あえてザラっとした質感を残す仕上げ方法です。細かなデコボコとしっかりとした厚みがあります。重厚な風合いを出したいときに適しています。汚れがつきやすい点には注意が必要です。

・リシン

上塗りで使う塗料に小石を混ぜて仕上げを行う方法です。艶感はなく、砂壁に似た仕上がりになります。主に和テイストの外壁に用いられることが多いです。

・吹きつけタイル

中塗りで模様と厚みを出す塗料を使った後、上塗りをする方法です。中塗りと上塗りで異なる塗料を使用します。

足場作りや洗浄、補修、養生、塗装など、外壁塗装には様々な工程があります。また、塗り方にもいくつかの種類が存在し、全体塗りにはローラー、細かな部分にはハケといったように使い分けることできれいな仕上がりになります。

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